この記事でわかること
- 警察官の夜勤・当直がきつい理由を元警察官が体験談で解説
- 夜勤による身体・メンタルへの影響
- 夜勤に慣れると思っていたが慣れなかった話
- 夜勤のない生活に転職して変わったこと
「警察官の夜勤ってどのくらいきつい?」と聞かれたら、「想像よりずっときつい」と答える。
体が慣れると思っていた。でも3年経っても慣れなかった。夜勤明けの帰宅後も眠れない日があり、休日も「次の当直が来る」という感覚が頭から離れなかった。
この記事では、警察官の夜勤・当直がなぜきつくなるのか、体験談をもとに正直に書く。
ゆき |
夜勤明けに帰宅して「やっと終わった」って思うんだけど、なぜか眠れない。体は疲れているのに、脳が覚醒したままなんだよね。 |
警察官の夜勤・当直がきつい6つの理由
結論
警察の夜勤は「体が慣れる」前に心が限界を迎えることが多い
① 生活リズムが根本から崩れる
一般的な当直サイクルは「日勤・夜勤・明け・休み」の繰り返し。一見すると休みが多そうに見えるが、実際は昼夜が逆転した生活が続く。
体内時計が乱れ続けることで、休日でも「ちゃんと眠れた」と感じにくくなる。慢性的な疲労感が抜けないまま、次の当直が来る。
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「明け休み」があっても疲れが取れないってこと? |
ジャガイモくん |
ゆき |
そう。当直明けは一日休みなんだけど、寝ても寝ても疲れた感じが残る。翌日の日勤に備えて早く起きないといけないし、結局ゆっくりできない。 |
② 緊急出動が生活のあらゆる場面に割り込む
食事中、仮眠中、トイレの途中でも無線が鳴れば出動する。「一息つける時間」が保証されていないのが警察の夜勤の特徴だ。
私が当直に入った日、夜間に3件連続で出動があった日がある。仮眠が取れたのは30分にも満たなかった。翌日の日勤は当然眠い状態で出勤することになる。
③ 精神的に重い案件が深夜に集中する
深夜の事件や事故は、精神的に重いものが多い。飲酒絡みのトラブル、自殺・自傷、家庭内暴力。これらに夜間に対応し、翌朝には書類を仕上げなければならない。
精神的な処理が追いつかないまま次の業務が来る。これが積み重なると、感情が麻痺していく。
ゆき |
深夜の出動から戻って、そのまま書類書いて、朝になったらまた勤務。それをこなしながら「これが普通なんだ」って思い込んでた。でも普通じゃなかった。 |
④ 家族・友人との時間が完全にずれる
家族が起きているとき自分は寝ていて、自分が起きているとき家族は寝ている。友人との予定は「当直が入った」で何度もキャンセルになる。
人間関係が警察官同士に偏っていくのも、夜勤生活が長く続くことの副作用だ。
⑤ 「慣れる」は幻想だった
「夜勤は最初だけきつい。慣れれば平気」と言われた。でも3年間、慣れた気がしたことは一度もなかった。
科学的にも、夜勤による概日リズムの乱れは「慣れる」ものではなく、長期的な健康リスクと関連することが知られている。「慣れる」のではなく「諦める」という方が正確かもしれない。
注意
夜勤を長期間続けることは、生活習慣病・うつ病・睡眠障害のリスクと関連していることが複数の研究で示されています。「つらいのは当たり前」と我慢し続けることは、健康への長期的なリスクになります。
⑥ 夜勤手当が「きつさ」に見合っていない
これだけの負担に対して支給される夜勤・当直手当は、多くの警察官が「割に合わない」と感じる水準だ。体を削って得た手当が、数千円程度というケースも珍しくない。
夜勤による身体・メンタルへの具体的な影響
結論
夜勤の蓄積が「疲れが取れない体」を作っていく
夜勤を続けることで出やすい症状
- 慢性的な疲労感(休んでも取れない疲れ)
- 睡眠の質の低下(眠れない・寝すぎる・途中で目が覚める)
- 食欲の乱れ(食べられない・夜中に過食してしまう)
- 感情の起伏が激しくなる、または感情が麻痺する
- 集中力・記憶力の低下
- 免疫力の低下(風邪をひきやすくなる)
ゆき |
私は2年目から慢性的な頭痛が始まった。最初は「気のせい」と思ってたけど、転職して夜勤がなくなったら自然と消えた。夜勤が原因だったんだと思う。 |
私が夜勤のない生活に転職して変わったこと
結論
「夜勤がない」というだけで、生活の質は劇的に変わった
転職して最初に気づいたのは、「朝起きたときに疲れていない」ということだった。当たり前のことなのに、久しぶりすぎて驚いた。
土日が休みになって、家族と食事の時間が合うようになった。友人と週末に会える。「次の当直」を考えながら過ごす休日がなくなった。
最初の1ヶ月は「これでいいのか」と不安だった。でも3ヶ月経つ頃には「もっと早く転職すればよかった」と思っていた。
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夜勤がないだけで、そんなに変わるものですか? |
ジャガイモくん |
ゆき |
変わる。本当に変わる。「疲れがデフォルト」だった状態から解放されると、自分がどれだけ消耗していたかがわかる。転職して初めて実感した。 |
夜勤なしの仕事に転職する方法
「夜勤がない仕事に転職したい」という希望は、転職エージェントに最初から伝えてOKだ。条件を明確にすることで、マッチする求人を絞ってもらいやすくなる。
第二新卒エージェントneoでは「夜勤なし・土日休み・残業少なめ」という条件で求人を探してもらえる。私も最初の面談でこの条件を伝え、希望に合う求人を複数紹介してもらえた。
JAIC(ジェイック)は書類選考なしの求人が多く、未経験職種への転職にも強い。警察から「普通の生活リズムの仕事」に転職したい人に向いている。
まとめ
- 警察の夜勤は「慣れる」ものではなく、じわじわと心身を消耗させる
- 夜勤を長期間続けると睡眠障害・慢性疲労・メンタル不調が出やすい
- 夜勤のない生活に転職した人は「もっと早く動けばよかった」と言う
- 転職エージェントに「夜勤なし希望」と伝えれば条件に合う求人を紹介してもらえる
- まず無料相談だけでも、選択肢が広がる


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