この記事でわかること
- 警察官の給料が「割に合わない」と感じる理由を元警察官が解説
- 階級・年次別の実際の手取り額
- 給料に不満を持ちながら続けるリスク
- 給料アップを目指した転職の現実と成功例
「警察官って給料いいんでしょ?」と言われるたびに、複雑な気持ちになっていた。確かに公務員としての安定はある。でも実際に働いてみると、残業代が出ない、手当が少ない、体を酷使するわりに手取りが思ったより少ない。
この記事では、元警察官として3年間働いた私が、給料の実態を正直に書く。「なんとなく安定してそう」というイメージと、現実のギャップを知ってほしい。
ゆき |
初任給を見たとき、正直「思ったより少ない」って感じた。夜勤や休日出勤をこなして、この金額かって。 |
警察官の給料が「割に合わない」と感じる5つの理由
結論
仕事のきつさと給料が見合っていないと感じる警察官は多い
① 残業代が実態に合っていない
警察官の残業は「超過勤務手当」として支給されるが、実際の残業時間を全額カバーしているケースは少ない。「サービス残業」が常態化している職場も珍しくない。
私が在籍していた係では、月30〜40時間の残業があっても、申請できたのは10〜15時間程度だった。「空気を読んで申請を抑える」のが暗黙のルールになっていた。
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残業代が出ない分、実質的な時給はかなり下がりますよね。 |
ジャガイモくん |
ゆき |
計算したことがある。夜勤・当直・サービス残業を全部含めると、実質時給が1,000円を下回る月もあった。民間のアルバイトより低い。 |
② 夜勤・当直手当が少ない
24時間働く当直や深夜帯のシフトに対する手当は支給されるが、その金額は拘束時間や肉体的負担に比べて少ないと感じる人が多い。民間の夜勤手当と比較しても、見劣りするケースがある。
③ 若手のうちは本当に安い
警察の給与は年功序列で上がる仕組みだ。つまり若手のうちは安い。20代前半の手取りは18〜22万円程度が多く、都市部で一人暮らしをすると生活がかなり苦しい。
「将来は上がる」と言われても、今が苦しければモチベーションは続かない。実際、若手の離職率が高い一因はここにある。
④ 昇任しないと給与が伸び悩む
警察では昇任試験に合格しないと給与の伸びが鈍くなる。試験は筆記だけでなく面接・実績評価も含まれ、「頑張っているのに評価されない」と感じる人も多い。
昇任できなければ、30代になっても手取り25万円前後で停滞するケースもある。
⑤ 精神的・肉体的負荷に給料が追いついていない
遺体処理、DVや虐待の現場、危険な職務。これだけの負荷を抱えながら働いて、手取り20万円台というのは、多くの警察官が「割に合わない」と感じる核心だ。
ゆき |
3年目に先輩から給与明細を見せてもらったとき、「10年働いてこれか」って思った。それが転職を本格的に考えたきっかけのひとつだった。 |
警察官の給料【階級・年次別の実態】
結論
若手巡査の手取りは18〜22万円、生活費を引くと貯蓄はほぼゼロになる
| 階級・年次 | 月収(額面)目安 | 手取り目安 |
|---|---|---|
| 巡査・1年目 | 約22〜24万円 | 約18〜20万円 |
| 巡査・3年目 | 約25〜27万円 | 約20〜22万円 |
| 巡査部長(昇任後) | 約28〜32万円 | 約23〜26万円 |
| 警部補(10年目以降) | 約35〜42万円 | 約28〜34万円 |
| 警部以上 | 約45万円〜 | 約36万円〜 |
注意
上記はあくまで目安です。勤務地・手当・昇任状況によって大きく異なります。都市部の生活費を考えると、巡査1〜3年目は生活がかなりタイトになる人が多い。
給料に不満を抱えながら続けるリスク
結論
「給料が安い」を我慢し続けると、転職市場での価値が下がっていく
「まあ安定しているから」と自分に言い聞かせて続ける警察官は多い。でも、その選択には見えないコストがある。
給料不満を放置するリスク
- 年齢が上がるほど転職市場での「若手枠」から外れていく
- 不満が蓄積してメンタルに影響し、仕事のパフォーマンスが落ちる
- 「他に選択肢がない」という思い込みが強くなり、行動できなくなる
- 10年後も同じ悩みを抱えている可能性が高い
ゆき |
「あと1年経てば給料上がる」って思い続けて、気づいたら3年経ってた。変化を待つより、自分から動いた方が早かったと今は思う。 |
警察官から転職して年収を上げた事例
結論
転職後に年収が上がった元警察官は珍しくない。特に営業・IT系で顕著
| プロフィール | 警察時代の年収 | 転職後の年収 | 転職先 |
|---|---|---|---|
| 男性・4年目 | 約290万円 | 約370万円 | 営業職(インセンティブあり) |
| 女性・3年目 | 約260万円 | 約290万円 | 一般事務(残業なし) |
| 男性・6年目 | 約340万円 | 約420万円 | ITセキュリティ職 |
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最初から年収アップできるんですか? |
ジャガイモくん |
ゆき |
職種によって違う。営業はインセンティブで伸びやすいし、ITセキュリティは需要が高くて給料が上がりやすい。一方で事務系は最初は横ばいでも、残業がなくなる分「生活の質」が上がる人が多いよ。 |
給料アップを目指すなら転職エージェントを使おう
「自分のスキルでどれくらい稼げるか」を知るだけでも、転職への第一歩になる。第二新卒エージェントneoは、警察官の強みを民間の言葉に変換して市場価値を評価してくれる。
JAIC(ジェイック)は書類選考なしで応募できる求人が多く、ビジネスマナー講座も無料で受けられる。警察から民間へのギャップを埋めるサポートが充実している。
まとめ
- 警察官の給料は若手のうち特に安く、残業代も実態と合っていないケースが多い
- 肉体・精神的な負荷に給料が見合っていないと感じる警察官は多い
- 給料不満を放置するほど、転職市場での価値は下がっていく
- 転職後に年収が上がった元警察官は営業・IT職で特に多い
- まずエージェントに相談して、自分の市場価値を知ることが第一歩


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