この記事でわかること
- うつ・適応障害で警察官を辞めた元女性警察官の実体験
- 休職から転職活動開始までの流れと、転職成功までにかかった期間
- うつ・適応障害での退職を後悔しないための判断基準
- 転職活動で使ったエージェントと、うつ明けでも動ける方法
適応障害と診断されたのは、警察官3年目の秋だった。
朝、制服に腕を通そうとすると、体が震えた。怖いわけじゃない。ただ、動けなかった。
「これは病気なんだ」と認めるまでに、だいぶ時間がかかった。警察官は「強くあること」が前提の職場だから、メンタルを崩したことを誰にも言えなかった。
ゆき
「弱いと思われたくない」という気持ちが、受診を先延ばしにし続けていました。あの判断の遅れが、回復をさらに遅らせたと今は思っています。
この記事では、適応障害・うつで警察官を辞めた私の体験談を正直に書きます。転職活動でどう動いたか、今どうなっているかも含めて。
警察官がうつ・適応障害になりやすい理由
結論
警察という職場は、メンタルを崩しやすい構造的な要因を複数抱えている。
警察官がうつや適応障害になりやすい背景には、職場特有の要因があります。
警察官がメンタルを崩しやすい構造的な理由
- 「弱音を吐けない」文化が根強く、SOS を出せない
- 交替勤務・当直による慢性的な睡眠不足
- 理不尽な上下関係と、逃げ場のない閉鎖的な組織
- 事件・事故・遺体対応など、精神的負荷の高い業務
- 「辞めたら負け」という無言のプレッシャー
ゆき
私の場合、特定の出来事が引き金というより、じわじわと積み重なっていった感じでした。「なんか変だな」と気づいたときには、もうかなりギリギリのところにいた。
ジャガイモくん
うつと適応障害って何が違うの?
ゆき
診断は医師がするものなので詳しくは言えませんが、私が診断されたのは適応障害でした。特定のストレス要因がある状況で発症することが多く、その環境を離れると回復しやすいと言われています。
うつで警察官を辞めるべきか迷ったとき、私が考えたこと
結論
「辞めるべきか」より「このまま続けたらどうなるか」を考えた。答えはすぐに出た。
休職に入って1ヶ月ほどが経った頃、「復職するか、辞めるか」を考え始めた。
正直に言うと、迷いはそれほど長くなかった。
「職場に戻ることを想像したとき、体がどう反応するか」を自分に問いかけた。
答えは、吐き気だった。
ゆき
復職を想像しただけで、体が拒否反応を示していました。それが答えだと思いました。頭で考えるより、体が正直でした。
「辞めるべきか」を判断するときに参考にしたこと
- 復職を想像したときの体の反応(吐き気・震え・動悸)
- 「回復してから転職活動をしても遅くない」という医師の言葉
- 「警察を辞めた人がどうなっているか」を調べた(意外とみんな普通に生きていた)
- 辞めた後の最悪ケースを想定しても、続けた場合より悪くないと気づいた
ジャガイモくん
辞めたら後悔しない?
ゆき
後悔はしていません。辞めた直後は不安だらけでしたが、今は「あの決断は正しかった」と思えています。辞めた後の話は後半に書きます。
うつ・適応障害から転職活動を始めるまでの流れ
結論
焦らず、回復を最優先にした。転職活動を始めたのは休職から3ヶ月後。
休職に入ってからすぐに転職活動を始めたわけではありません。
最初の1〜2ヶ月は、本当に何もできなかった。朝起きることが精一杯で、スマホを見る気力もなかった。
ゆき
「転職活動しなきゃ」と焦る気持ちはありました。でも医師に「今は何もしなくていい」と言われて、少し楽になりました。
転職活動を意識し始めたのは、休職から3ヶ月ほど経ってから。
「外に出られるようになった」「人と話せるようになった」というタイミングで、ようやく動き出しました。
回復〜転職活動開始までのおおまかな流れ
- 休職1〜2ヶ月目:療養に専念。何もしない。
- 休職3ヶ月目:少しずつ外に出る。主治医と転職の話をする。
- 休職4ヶ月目:転職エージェントに登録。面談を受ける。
- 休職5〜6ヶ月目:求人を見始める。少しずつ応募。
- 退職・転職活動本格化:内定→新しい職場へ。
注意
メンタルが回復しきっていない状態での転職活動は、判断力が落ちているため「とりあえず内定が出たところに入る」という失敗につながりやすいです。焦りは禁物です。
うつ明けの転職活動:使ったエージェントと正直な感想
転職エージェントに登録したのは、回復の兆しが見えてきた頃でした。
最初に登録したのが第二新卒エージェントneoです。
登録した理由はシンプルで、「メンタル的な事情がある人でも受け入れてもらえるのか」が不安だったから。
電話で担当者さんに正直に状況を話したら、「今の体調を最優先に、無理のないペースで進めましょう」と言ってもらえた。
ゆき
「体調を最優先に」という言葉に、すごく救われました。転職活動って「早く動かなきゃ」という焦りを生みやすいので、そう言ってもらえると安心できました。
うつ・適応障害明けで転職エージェントを使うときのコツ
- 「体調面の理由で転職を検討している」と最初に正直に伝える
- 「ゆっくり進めたい」と伝えてペースをコントロールする
- 担当者が急かしてくると感じたら別のエージェントに変える
- 複数登録して、相性のいい担当者を見つける
ジャガイモくん
退職理由、面接でなんて言えばいいの?
ゆき
「体調面の理由で退職しました。現在は回復しており、業務に支障はありません」という形が基本です。詳細を聞かれたら「心身のバランスを崩したが、休養を経て回復した」と伝えました。
警察官をうつで辞めて、今どうなっているか
結論
辞めて後悔はしていない。むしろ「もっと早く決断してもよかった」と思っている。
転職して事務職に就いてから、しばらく経ちました。
正直に言うと、最初は戸惑うことも多かった。警察とは全然違うペースで仕事が進むし、「命令されなければ動けない」という警察の癖がなかなか抜けなかった。
ゆき
最初の3ヶ月は、職場に馴染めているのかずっと不安でした。でも4ヶ月目くらいから「あ、私、普通に働けてる」と思えてきました。
今は、毎朝体が震えることはない。当たり前のことが当たり前にできる生活を、「普通」と呼べるようになった。
それだけで十分です。
転職して変わったこと
- 朝、制服を着るのが怖いという感覚がなくなった
- 週末に「月曜が来る」という恐怖がなくなった
- 仕事のミスを引きずりすぎなくなった
- 「この仕事が向いているかどうか」を自分で考えられるようになった
ゆき
警察を辞めたことで失ったものもあります。でも、得たものの方が大きかった。今はそう言い切れます。
よくある質問
よくある質問
Q. うつ・適応障害でも転職活動はできますか?
A. できます。ただし回復の状態によります。まず主治医に「転職活動を始めてもいいか」を確認してから動くことを強くおすすめします。
Q. 転職活動で「うつだった」ことを伝えなければいけませんか?
A. 伝える義務はありません。「体調面の理由で退職した」という事実だけ伝え、詳細は「現在は回復している」で十分です。
Q. 休職中でも転職エージェントに登録できますか?
A. できます。私も休職中に登録しました。担当者に状況を正直に伝えることで、ペースに合わせたサポートをしてもらえます。
Q. 警察官のうつ・適応障害は転職先に不利になりますか?
A. 正しく伝えれば不利にはなりません。「回復しており業務に支障はない」という点を明確にすることが重要です。
Q. 退職後の生活費が心配です。
A. 警察官は在職中の傷病手当金(給与の約67%)が最大18ヶ月受給できます。また退職後も雇用保険(失業給付)の対象になります。まず経済的な見通しを立ててから動くと安心です。
まとめ
- 警察官のうつ・適応障害は、職場の構造的な問題が背景にあることが多い
- 「辞めるべきか」は、体の反応に正直に向き合うことで見えてくる
- 回復を最優先にして、焦らず転職活動を始めることが成功の鍵
- 転職エージェントには状況を正直に話すと、ペースに合わせたサポートをしてもらえる
- 辞めた後悔より、続けた後悔の方が大きかったと今は思っている
ゆき
「うつで警察を辞めた自分」を責めなくていいです。それは弱さじゃない。限界まで頑張った証拠です。次の一歩は、回復してから踏み出せばいい。
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