この記事でわかること
- 警察官の有給休暇が「制度上は取れる」のに実際に取れない理由
- 年間休日数の建前と現実のギャップ
- 有給が取れない職場でどう立ち回るか
- 「有給が取れない」が限界なら、次のステップへ
警察官の採用説明会では、「年間休日120日以上」「有給休暇も充実」という説明をよく耳にします。
私も入庁前はそう信じていました。
でも3年間働いてみて、現実はかなり違うと知りました。
ゆき
「制度がある」と「実際に取れる」は、警察という職場においては別次元の話です。
警察官の有給休暇制度:公式の説明と現実のギャップ
結論
制度上は年20日の有給休暇がある。でも実際に消化できる日数は、所属・時期・業務量に大きく左右される。
警察官は国家公務員・地方公務員の扱いになるため、労働基準法に準じた有給休暇制度があります。
勤続年数に応じて最大20日の有給が付与され、繰越を含めると40日まで保有できます。
制度上の有給休暇
- 採用1年目から付与される(勤続年数に応じて増加)
- 最大20日/年(繰越で最大40日まで保有可能)
- 時間単位での取得も可能(一部所属)
- 病気・育児・介護など理由を問わず取得できる(建前上)
ジャガイモくん
じゃあ普通に取れるんじゃないの?
ゆき
制度と現実は全然違うんです。私が在職中に有給を取った日数、3年間で両手で数えられるくらいでした。
警察官の有給が取れない理由:構造的な問題
結論
「取れない」のではなく「取りにくい空気と仕組み」が存在する。
理由①:慢性的な人手不足
多くの警察署は、常に人手が足りていない状態です。有給を取ると、その分の業務が同僚にかかる。「申し訳ない」という気持ちが先に立って、申請できない。
ゆき
有給を取ると「誰かの負担が増える」という構造が常にある。だから申請するのに勇気がいる。これが一番大きな理由だと思います。
理由②:上司の目・職場の空気
「有給を取りたい」と言い出しにくい空気が職場にある場合があります。
特に若手は、先輩や上司が有給をほとんど使っていない状況で「私は取ります」と言いにくい。
有給を取りにくくする「空気」の正体
- 上司・先輩が有給をほとんど消化していない
- 「休むなら引き継ぎをしっかりしろ」という暗黙のプレッシャー
- 急な事件・事案で有給を取り消されることがある
- 「休める雰囲気じゃない」が当たり前になっている
理由③:交替勤務の構造的な問題
交番勤務は24時間勤務・非番・日勤というサイクルで動いています。
このサイクルの中で「有給を取る日」を作るには、サイクル全体を調整する必要がある。簡単ではありません。
ゆき
当直明けの非番の日は「休日」扱いではなく、あくまで勤務サイクルの一部。有給とは別物です。それを混同して「十分休めてる」と感じさせてしまう構造があります。
理由④:繁忙期が読めない
警察の業務は、事件・事故・行事・選挙など、突発的な繁忙が多い。
「この日に有給を取ろう」と計画しても、直前で業務が入って取り消しになることがある。
注意
法律上、使用者は労働者の有給取得を「正当な理由なく」拒否できません。ただ警察という組織では、この権利を行使しにくい空気が根強く残っています。
有給が取れない職場でどう立ち回るか
結論
取れないなりの立ち回り方はある。ただそれには限界もある。
有給を少しでも取るための現実的な方法
- 「絶対に休みたい日」から逆算して、早めに申請する
- 非番・公休とセットにして連休にする形で申請する
- 「私用」ではなく「通院」「家族の行事」など具体的な理由を添える
- 同僚と調整して「交互に取る」仕組みを作る
- 所属長が変わったタイミングで申請しやすくなることがある
ジャガイモくん
それって全部「空気を読みながら」の話じゃない?
ゆき
そうなんです。本来、有給は理由なく取れる権利なのに、現実はそうじゃない。それ自体がおかしいんですが、組織の中ではそれが「普通」になってしまっている。
「有給も取れない」が積み重なると起きること
結論
有給が取れない状態が続くと、疲労・不満・体調不良が積み重なる。それが「辞めたい」につながるのは自然なことだ。
有給が取れないことは、単なる「不便」では終わりません。
休めない日々が続くと、慢性的な疲労が抜けなくなる。「休みたい」という気持ちが「辞めたい」に変わっていく。
ゆき
私が適応障害になったとき、振り返れば「ちゃんと休めていなかった」ことが大きな原因の一つでした。有給が取れない→疲弊する→メンタルが崩れる、という流れは決して珍しくないと思います。
「有給が取れない」が限界なら:次のステップ
結論
有給すら取れない職場で無理に続けることが正解ではない。転職という選択肢を持つことは、逃げではなく自衛だ。
「有給が取れない」「休めない」「この状態があと何年も続くのか」と感じているなら、転職という選択肢を検討する価値があります。
民間企業でも有給取得率は職場によりますが、警察に比べると「普通に取れる」職場は確実に存在します。
転職後に変わったこと(私の場合)
- 有給の申請に「勇気」が要らなくなった
- 体調不良のときに気兼ねなく休める
- 週末が「本当の休日」になった
- 「休んだら誰かに迷惑がかかる」という感覚が薄れた
ゆき
転職してから、有給を「普通に」取れるようになりました。それが当たり前のことだと知ったのは、警察を辞めてからでした。
よくある質問
よくある質問
Q. 警察官は有給を何日取れますか?
A. 制度上は最大20日/年ですが、実際の消化日数は所属や業務量によって大きく異なります。年間5日未満という人も珍しくありません。
Q. 有給を申請したら嫌がらせされますか?
A. 法律上は嫌がらせ(不利益取扱い)は禁止されています。ただ職場の空気が変わることはあります。有給は労働者の権利として正当に主張できます。
Q. 有給が取れないことは違法ですか?
A. 2019年の労基法改正で年5日の有給取得が義務化されました。5日すら取れていない場合、使用者側が法違反になります。ただ警察組織の場合、実態の把握が難しいのが現状です。
Q. 有給が取れない職場は転職すべきですか?
A. 一概には言えませんが、「休めない→疲弊する→メンタルが崩れる」という流れは実際に起きます。限界を感じているなら、転職の選択肢を持っておくことは大切です。
Q. 転職したら有給は取りやすくなりますか?
A. 職場によりますが、一般的な民間企業は警察より有給取得率が高い傾向があります。転職活動時に「有給消化率」を確認することをおすすめします。
まとめ
- 警察官の有給休暇制度は整っているが、実際に取れるかどうかは所属次第
- 人手不足・職場の空気・交替勤務の構造が「取りにくさ」を生んでいる
- 有給が取れない→慢性疲労→メンタル不調、という流れは珍しくない
- 転職後は有給を「普通に」取れる環境が多い
- 「休めない職場で我慢し続ける」ことが正解ではない
ゆき
「有給くらい取れて当たり前」という環境は、確かに存在します。我慢することに慣れすぎていた私が、転職して一番驚いたことの一つです。
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